韓国の唐辛子は、気候風土のせいか、形も大きくあまり辛くないようです。
そもそも韓国の唐辛子は壬辰倭乱(1592-1598)の時に日本軍が冬の寒さから足を守るために靴の中に唐辛子を入れて持ってきたのが始まりとされています。
その後、栽培用に持ち込まれ普及して行きました。
韓国の唐辛子を使用した料理で有名なのはキムチですが、キムチは日本から唐辛子が持ち込まれる前までは、日本の白菜の塩漬けと同じようなものでした。
どのような経緯でキムチに唐辛子がしようされるようになったのかは不明ですが、唐辛子の強い殺菌力により魚介類の添加が出来るようになり、今の味わいのあるキムチが誕生したようです。
唐辛子は細かくすればするほど、辛味が増します。
これは、種のまわりの内壁の部分に強い辛味がある為ですので、あまり料理を辛くしたくない場合には丸ごと使用するのがよいでしょう。
オイルや酢、醤油に漬け込んで、唐辛子醤油や簡単ラー油などの、調味料を作る事も出来ます。
島とうがらしを泡盛に漬け込んだ、「島とうがらし」も麺類などにかけると美味しいですよね!
韓国産のは多くが「八房」という品種で、辛味は薄く甘みがあります。
キムチ鍋、チゲ鍋、トッポギなどの韓国料理をご家庭で作るときに、また定番の餃子に入れていつもと違う、ピリカラ餃子などを作ってみてはいかがでしょう?
漢方では、唐辛子の生薬名を蕃椒(ばんしょう)と言います。
食用増進、健胃、発汗作用などの効果のほかに、末梢血管を拡張し血行を良くする効果があります。
なので外用薬としても、腰痛、肩こり等の温湿布として使われたりしています。
また、トウガラシを1、アルコールを9の割合で混ぜて作る「トウガラシチンキ」は神経痛、リューマチ腰痛に塗って良く効く薬で、家庭でも作る事が出来ます。
カプサイシンが血行を良くし、殺菌作用もあるので、寒い時期に靴下の間にそのまま入れておいても、足が暖まり、しもやけを防ぐ効果があります。
最近では、トウガラシ梅茶など飲料のほか、唐辛子の入った入浴剤やマッサージクリームなども売られるようになり、体の内外へと唐辛子が役に立つアイテムが増えてきました。
寒い季節、上手に唐辛子を生活に取り入れて、冷えから体を守りましょう。